PNGに赴任して約2か月、ポポンデッタに来てから1か月が経ちました。
こちらでの住まいは、勤務先であるレスレクションプライマリースクールの敷地内にあり、先生方も多く暮らす住宅地の中にあります。校長先生の家の隣です。1つの家には大体10~15名の人が暮らしています。家に入りきらないことが殆どなので、外に高床の簡素な寝床を作り、そこで寝ています。歴史で言ったら弥生時代のようです。
なぜ、そんなに家族人数が多いのかと言うと、その家の主人の親戚関係の人が集まってくるからです。その親戚関係は「ワントク」と言って、そこに住み着くことが多いのがPNGの特徴です。1つの家には定職に就いている人が最低1人はいて、その人の給料でワントクは暮らします。簡単に言ってしまえば、その人の給料を頼りに親戚が集まってくるのです。そのような人たちは仕事をしていません。20代の若い人が平日の昼間から音楽を聴いて寝転がっていることも珍しくありません。週末になると一晩中飲んで騒いで・・・ということもあります。
私が住む家は校長先生の家と全く同じ造りですから、非常に贅沢だということができます。少し家を紹介します!
▲家の下の部分。ここに洗濯物を干します。柱が細いので結構揺れます(笑) 右に写っている四角い箱は・・・
▲前払い式の電気メーターです。
▲階段から玄関を見たところ。
▲玄関を入るとリビングです。12畳位です。部屋はこのリビング以外に6畳程度の部屋が3部屋あります。
▲寝室の部屋から窓を開けたところ。網と鉄格子がありますが、網は所々破れています。網は指でちょっと押すと破れてしまうような弱いもの。
▲水シャワー。暑いので、水シャワーが最高に気持ち良いのです。ただ1つ難点は、排水溝が周りの高さより少し高く、容易に水が流れていかないところ。「もうちょっと考えてよ!」と言いたいところは他にもたくさん。大工さんに完璧を求めてはいけない国です。