先月、日本から小学校算数の教科書が届きました。昨年7月の二本松訓練所での技術補完研修の時に、講師の先生から「日本の教科書は海外でも参考になるからあった方がいい」というアドバイスがありました。そして取り寄せた日本の教科書。
6年生に見せたところ、いちばん興味を示したのが1年生の教科書。1年生の教科書は誰にでも分かりやすく絵を使って説明していて、日本語が分からないにも関わらず、内容は理解しているようでした。日本の教科書ってすごいな、と思いました。(徐々に学年が上がっていくと、日本語での説明部分が多いために「お手上げ」状態に)
そんなわけで、最近は日本の教科書を参考にしながら授業を進めています。もちろん家で授業案を練るので、教科書の持ち込みはしませんが・・・。現在は3年生の教科書内容を中心に扱っています。
3年生の教科書を見ていたら「2リットルと少しのはしたがありました」という説明がありました。「はした」なんていう言葉を3年生で使っていることに驚き。「はしたがね(端金)」とも言いますしね。
日本のテレビ番組でパプアニューギニアのことが紹介されるときは、必ずと言っていいほどブアイが紹介されるようです。そう、口が真っ赤になるアレです。パプアでは合法なので、子どもからお年寄りまで、ほとんどの人が噛んでいます。覚醒作用があるので、決して良いものではありませんし、噛み終わった液体は道路に吐き出すのでそこらじゅうが真っ赤。しかも靴や衣服に着いたらなかなか落ちません。困ったものです。
▲学校前の商店でブアイを売っていて、それを生徒が買っています。ポポンデッタのブアイは品質が良いと言われていて、値段も安いので人気があります。
▲こちらは街のお土産屋さん。タパクロスで作った小物入れや帽子(右)、オロ州のTシャツ(中)、ビルムというパプアでは有名なバッグ(左)です。ビルムは老若男女、誰でも持っています。色とりどりのカラーで見ても楽しいビルム。生徒はノートなどを入れて登校しています。