久しぶりに日本の日出時刻を見たら吃驚!5月だから4時30分頃に太陽が昇るのですね。新鮮!🌞PNGは赤道に近いこともあって、ほぼ一年中6時に日が昇り、18時に日が沈みます。17時半頃から徐々に暗くなり、18時になると部屋の電気を点けます。防犯のために屋外灯もこのタイミングで点けます。
暗くなってからの夕食の準備は億劫になってしまうので、最近は16時半頃に準備を始めて17時頃に夕食を食べてしまう、というパターンが定着。パプアの人たちは19時頃に夕食という家が多く、なかなか遅い感じがしますね。
▲スクールマーケットで売っていた焼きバナナ。20トヤ(7円)。ジューシーで酸味もありデザートとして最適(^^♪
☹定規の使い方に一苦労!☹
今週の6年生の授業では「新しい数の表し方」として、たとえば8cm6mm=8.6cmのように、小数のしくみを教えています。(前回ブログもその授業の一環です) 日本では小3の内容です。しかし、定規は彼らにとっては単なる直線を引くための道具。そこに刻まれている目盛りなど気にしたことはありません。最初は定規に印字されている数字の意味、目盛りの数え方などから教え始め(教えないと目盛りを右から読んだりする!)、左手で定規を押さえながら右手で線を引くという動作も一つ一つ教えます。
▲任地で購入した定規。これは竹製なので目盛りも(簡単には)消えません。80トヤ(30円) 上がcm、下がインチとなっています。
それで、さっそく8cmの線を引いてみよう!ということでやらせてみたら、およそ4人に1人が7cmの線を書きます。「どういうこと??」と思って線を書いているところを見ると、何と目盛りの基点である”0cm”からではなく”1cm”のところから引き始めているのです。これでは8cmの線を引きたくても7cmになってしまいます。「目盛りは0(零)から始まるもの」と知らないと、このように1から引き始めてしまいます。日本では小1の学習内容ですね。
進んでは戻り、進んではまた戻り・・・の繰り返しですが、地道にやっていく他にありません。まさに「急がば回れ」。
でも、ノートに「○」をもらえるのは相当嬉しいらしく、問題が解き終わった生徒は「ミスター、ミスター!(先生!先生!)」としきりに声をかけてきます。日本の小学校の先生が使っているのと同じ「ソフトペン」を使いマルつけをしています。とても良くできたら二重マル。素晴らしい答えとノートには花マルを挙げています。花マルをあげると本人はもちろん、周りの生徒も「ヒュー!」と言って喜んでいます。
▲ソフトペン(PLATINUM)と英語のハンコ。ノートチェックの必需品。
▲日本の2年生の教科書。定規を使ってどのように直線を引くかが、詳しく書いてあります。(下)
授業の最後に、復習でこんな問題を出しました。
❶ 8cm 3mm = ( ) cm
❷ 10cm 1mm = ( ) cm
答えは 8.3cm と 10.1cm。
中には両方 11cm と書いている生徒が5名ほど・・・。「え?ふざけてんの?」と思ったら違いました。8+3=11 , 10+1=11 と計算していたのです。おったまげ~😭