パプアニューギニア活動記

JICA青年海外協力隊 2016年度2次隊 小学校教育隊としてPNG(パプアニューギニア)へ

協力隊活動2017下半期 隊員総会

もうすぐ隊員総会

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2017年度上期、隊員総会まであと2週間となりました。期間7/31(月)~8/2(水)。前後の7/30(日)と8/3(木)は移動日となります。

ココポとはラバウルから移転した新しい街のこと

今回の隊員総会開催地は”ココポ”です。隊員数がPNGで最も多い(2017年7月現在、24人中9人)場所です。歴史に詳しい方はココポと言うより”ラバウル”と聞いた方がピンとくるはずです。このラバウルは1994年のタブルブル火山ブルカン火山の同時噴火によって市街地や空港は5m以上の降灰に見舞われ、街の機能を全てラバウルの南東20kmのココポに移転しました。

そして、漫画家「水木しげる」が軍人として出兵したのがラバウルです。この時、彼は左手を失います。ラバウルの原住民「トーライ族」とも仲良くなり、彼らからの誘いもあり、パプアニューギニアに永住しようと一度は決意したそうです。大戦中のラバウルについて簡単に紹介しますと・・・

第二次世界大戦中の1942年1月23日には、オーストラリア軍と戦った末に日本軍が占領し、1942年11月20日着任した今村均陸軍大将などの指揮によって、東南方面への一大拠点が築かれる。ラバウル航空隊の基地があり、連合軍側からは「ラバウル要塞」と呼ばれた。(以下略)

wikipediaより一部抜粋

私たち協力隊員は隊員総会最終日に南太平洋戦没者の碑に行き、慰霊を行う予定です。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/engo/seido01/ireihi04.html

ところで、このラバウル(ココポ)なんですが、首都からどれくらいの距離にあるのでしょうか?「パプアニューギニアは島国だからせいぜい100kmか200kmでしょ?」と思うかもしれませんね。

答えは首都(ポートモレスビー)からラバウル(ココポ)まで、なんと820kmです!東京から札幌の距離に等しくなります。さらに移動はポポンデッタから一旦首都に行かなければならないので(これで170km)、総移動距離としては東京から日本最北端の稚内(約1000km)へ行くようなイメージです。パプア、広い!

パプアニューギニアの国土面積は日本よりも大きく、日本の国土にさらに北海道を加えた大きさです。(世界順位でパプアは54位、日本は61位)

▲ポートモレスビー、ポポンデッタ、ラバウルの位置関係。ラバウルはニューブリテン島の最北端に位置します。

▲ラバウル(ココポ)付近の拡大地図

あとは当日、飛行機が遅れないように祈るだけですね。(前回総会は飛行機が5時間遅れ&乗り継ぎできず首都で1泊)

ココポには日本食を扱うスーパーマーケットがあるので、今からそこに行くのが楽しみです。

-協力隊活動2017下半期, 隊員総会

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