7月8日に締め切られた投票、24日までに開票を終えなければならず、毎日開票作業が続いています。オロ州からの立候補者は40人程です。
開票所の近くは道路が封鎖され、車両の進入はできません。開票所の前は支持者が陣営毎に集まりショップを作って色々と販売しています。一見すると日本のお祭りでの屋台のような感じです。
開票期間中は街のラジオが開票一色になります。「候補者ナンバー1、○○さん、現在△△票。候補者ナンバー2・・・」この放送が延々と続きます。40人分、24時間絶え間なく。夜、起きていることが大好きな人たちですから、そこらじゅうの家で大音量でラジオを流しながらワイワイ騒いでいます。深夜1時でも2時でも・・・。基本的に数時間たっても票数の変化は少ないのですが、娯楽のない場所ですから選挙の開票は彼らにとっても楽しみの一つなのでしょう。(でも支持者の票数に一喜一憂していると、次の票数速報で一気に逆転されてしまったりします。それが恐ろしいところ。)
▲歩道にぎっしり並んだ店。ラジオの音がそこら中から聞こえてきます。10日以上もよく飽きないな~。
▲開票所前の道路は封鎖されているため静か。歩行者天国のようになっています。それでも道路は歩かないパプア人。人を荷物のように車に乗せて走っているのが当たり前ですが、交通ルールはそれなりに守っている気がします。横断歩道で人が渡ろうとしていると、ほぼ100%車は止まってくれます。もちろん信号はありません。
【今日のマーケットの様子】
最近はバナナ、キュウリ(見た目は瓜)、ココナッツの出品が多く、パイナップルは見ません。パイナップルの時期は9月以降です。
▲マーケットのバス停。街までは2~3分。徒歩で15分なので歩いて行くことが多いです。現地の人は荷物がとても多いので、バスを使う人が半分以上います。
今日は学校の敷地内で、戦時中に使われたとみられる弾丸が土中から6個見つかりました。日本軍のものかオーストラリア軍のものかは未だ不明です。警察が来て回収していきました。
今日のPNGの新聞”National”で日本の医者、日野原重明先生が105歳で亡くなったという記事が載っていました。生徒にこの話をして、105歳と言ったら目を丸くして「アイヤー!※」と言っていました。聞いたこともない年齢ですからね。
※「アイヤー」は驚いたときに思わず出てしまう感嘆詞です。日本語の「うそ~」「マジで~」「うわぁー」に相当します。
それから、舌打ちも同じく驚きの表現です。パプアに来て「チッチッ」と舌打ちされたら、それは「気に食わない」という意味ではなく「良い意味で感心している」という意思表示です。話の内容は理解していないけど、とりあえず「すげー」という時にも「チッチッ」は使われます。この「チッチッ」が大きければ大きいほど、話がウケたことになります。
例1)日本の首都東京都は1200万人の人が住んでいるんだ。パプアの人口の1.5倍以上なんだよ。→「チッチッ!」
例2)日本で電車やバスに乗る時は、電子マネーと言ってカードを改札にかざすだけで、運賃が一瞬で引かれるんだ。→「チッチッ!」(でも意味は全く理解していない。とりあえずスゲーという感じ。)