今日はNational Examinationの2日目。数学でした。試験時間は3時間です。8時半から始めて11時半に終了しました。昨日の投稿では、試験前に保護者が自分の子供の机に飾り付けをすることを紹介しましたが、今日は試験終了後の様子についてです。
試験終了前から校舎の前には保護者の人たちが食べ物を持ち寄って集まってきます。なんと生徒は家に帰るのではなく、そこで昼を食べてから家に帰るのだそうです。パワーを蓄えて明日の試験に備える。粋な計らいですね。
▲昼食のセッティング
▲生徒は並んで待機
▲8年生は明るくてお茶目な感じの生徒が多い印象
▲だから「写真撮って!」とよく頼まれます。
▲あと2日間、頑張って(^^♪
▲木陰で昼食。日本の運動会とよく似ていますね。
試験期間の4日間、毎日昼食が振舞われますが、最終日はもっと盛大に行われるらしく、今から楽しみです(^^♪
数学の問題用紙を入手して早速解き、解答速報を作成し、全教育隊員にメール送信!試験の解答速報は早さが命!いやー職業病ですね(笑)
某隊員からは「大手予備校の速報を見ているみたいです」なんて言われちゃいました。・・・いやいや、これが本職ですから(^^;
出題パターンは例年通りで、難易度も普通かやや易しい問題が多かった印象です。50問中25問は4択式です。4択でも引っ掛かりそうな誤答が含まれていると良いのですが、「明らかに違う」というやる気のない誤答も含まれているので、あまり良い問題とは言えません。しかも、選択式問題で出題された問題が、その後の記述式問題でまた出題されたり・・・と、果たして校正は行っているのかな?
8年生(=日本の中2)ですが、問題レベルは日本の小学校卒業程度です。
▲英語が読めないと解けません。問題そのものは簡単なのに、英語力で決まってしまうところもあるので、本当に数学が得意な人を選抜する制度にはなっていません。ピジン語で数学を教えたら、もっと数学が得意な生徒は出てくるはずです。そこがこの国の教育で難しいところ。
さて、来週はココポでの分科会です。理数科の教育隊員5名が集まってココポの学校を訪問して理科実験ショーをしたり、山に登って自然観察をしたりします。(山登りは現地ガイド付きです)
その理科実験ショーで使う教材の一つである「糸電話」を試験的に作成し、きちんと聞こえるか確認。6年生は休み期間でいないので、4年生にお邪魔して協力してもらいました。
糸電話そのものは、先生によってはクラスで作ったことがあるとのこと。しかし、ほとんどの先生は黒板だけの授業で実験はしていないので、簡単に楽しく遊べる糸電話は好評でした。
▲お互いが何と言っているかを当てるゲームで盛り上がりました。
今日はハロウィン🎃
PNGはハロウィンの「ハ」の字も無いほど無関心なようです。もちろん子供たちもハロウィンは聞いたことがあるのですが、それがどのようなイベントなのかは知らないようです。もちろん “Trick or Treat” も知らず。
日本から持って行った飴をプレゼントして、そのうち「ハロウィンってお菓子がもらえるんだ!」と思ってくれたらそれでいいかも。
▲日本で仕入れた飴です。うちの前で遊んでいた生徒たち。ラッキー!