【山本バンカー】
ラバウルのタブルブル山に行く前に、戦時中の海軍司令部が置かれていた地下壕、通称「山本バンカー」にも行ってきました。ここは山本五十六大将が、ブーゲンビルで撃墜される前日にこの地下壕で指令を出していたことから、山本バンカーと名前が付けられたそうです。
新潟県長岡市出身の山本五十六と言えば、この名言が超有名ですね。
やってみて、言って聞かせて、させてみて、
ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
この言葉を想いながら、山本バンカーを見学しました。入口に座っている管理人?のおじいちゃんに5キナ(170円)を払って見学します。
▲入口は狭く、腰を屈めてやっと入ることができる高さです。
▲今は見学用に蛍光灯がついていますが、当時は真っ暗だったんだろうな、と思います。
▲一番低い部分はやや広めの構造になっていました。地下5mぐらいでしょうか。
一番低い部分から、やや狭い階段を少し上ると円形の小部屋がありました。2~3人入ったらいっぱいです。しかもサウナのように暑い!湿度100%という感じでした。きっとこの部屋から山本五十六も指令を出していたのだと思います。壁には地図や暗号などの文字がズラリと描かれていました。
▲壁に描かれた地図
▲地図の下の部分を拡大。「RR方面味方識別」と書いてあります。
▲天井の地図
外に出てみると、当時の武器などがそのまま残されていました。
▲山本バンカーの裏側
▼武器の数々
その一方で、近くでは村人たちの会議が開かれていました。のどか。
【ココポのすごいとこ】
ココポは私たち隊員間では「最強任地」とも言われています。スーパーマーケットの品揃え、レストランの充実具合、どれをとっても圧勝です。しかも一部地域を除いて夜の外出も可能です。タクシーも使ってOKです。
しかし、ポポンデッタのコンパクトな街に慣れてしまうと、ココポはあまりにも大きくて、移動が必ずPMV(バス)を使わなければならず、大変だなあと思いました。
・ココポで凄かったもの
①海の見えるお洒落なレストラン
ココポ・ビーチバンガローというホテルのレストラン。その中に海を一望できるテラス席あり。波の音を聞きながらゆっくりとしたい時には最高。wifiも有料ですが完備されています。
夜もまた雰囲気がGOOD!
最終日に行われたココポ隊員との懇親会もここのホテルで行いました。
▲この写真でココポ隊員ではないのが3名。いかにココポ隊員が多いかお分かりいただけると思います。
②ホットルースター
名前の通り、チキンがメインのファストフード。チキン(サイズが選べる)やポテト、ハンバーガーを食べることができます。ハンバーガーの中身は鳥のから揚げがピリ辛ソースで味付けしてあり、病みつきになる美味しさです。
▲店内は冷房が効いていて涼しい!隊員もパソコンを持って来てここで作業をすることもあるそうです。
(おまけ)ホットルースターに似ていますが、ビッグルースターというファストフード店があります。ここにはなんとドライブスルーが!!!誰も使っていませんでしたが・・・。
▲黄色い屋根の部分がドライブスルー
③消防署
首都の消防署よりも建物や消防車が立派でした。
④24時間営業のコンビニ
日本では当たり前のコンビニ。パプアで見たのはココポが初めてです。
▲24時間営業のコンビニはガソリンスタンドと併設されています。
▲文房具やパンも売っていました。ビールも扱いが!
⑤スーパーの品揃え
スーパーの数も多いのですが、販売している種類もかなりのものです。
▲精肉店。ここで牛タンを買ってポートモレスビーのドミトリーで食べました。しかしPNGでは牛タンは捨てられる部位なので、数百円で焼肉パーティーができるほど買うことができます。
他にも、ココポはバス(PMV)が綺麗だったり、道路が整備されていたり、停電が少なかったり・・・もちろん良いことばかりではありませんが、日本人が旅行しても数日間なら快適に暮らせると思います。ぜひ、パプアニューギニアに来た際にはココポをお勧めします!
(追記)
ココポからポートモレスビーに戻りましたが、任地ポポンデッタには戻れていません。2日連続で飛行機が欠航となり、首都で足止めを食らっています・・・。同じくキウンガの理数科隊員も2日連続で欠航となっています。エアニューギニ、どうした!?