ORO BAYへのお出掛けからちょうど1週間。前回は海だったので今回は山!
最も行きたかった場所「ココダ」へ行ってきました!
簡単に言うとココダとは?
太平洋戦争中のニューギニア戦線において、日本軍が「ポートモレスビー作戦」という作戦においてポートモレスビー支配を巡って行われた戦闘があります。その前半の舞台となったのがこの「ココダ」となります。(後半は「ブナとゴナの戦い」)
ココダより先は、オーエンスタンレー山脈という富士山より高い4000m級の山が連なる山脈となっていて、車で行くことはできません。この山脈越えのトレッキングコースは「ココダ・トレイル」と呼ばれています。首都ポートモレスビーまでは1週間ほどかかりますが、JICAではココダ・トレイルの利用は禁止されています。
ポートモレスビーとポポンデッタの間は飛行機で35分。このように大きな山がそびえ立っているので、飛行機が最も現実的な交通手段となります。イメージとしては山梨県の甲府から、岐阜県の高山に向けて赤石山脈、木曽山脈をプロペラ機で飛び越える感じです。距離もちょうどそのぐらいです。
▲ココダの位置。緑色の濃い部分がオーエンスタンレー山脈です。
ココダへの小旅行
さてさて、このココダへは同任地のセカンダリースクールの隊員と一緒に行きました。トラックもセカンダリースクールのものなので無料!ありがたいです。
片道約80km。しかし舗装されていないデコボコ道なので、3時間かかりました。途中エンストや故障を繰り返しながら。
▲途中小さな村がいくつかありますが、基本的にはこのような道を延々と進みます。
僕ら2人は前の席で(やや)快適なドライブだったのですが、荷台に座っていた何人かのセカンダリーの先生は、さぞかしお尻が痛かったことと思います((+_+))
でも、沿線にあるいくつもの川は「これぞ清流」と呼ぶに相応しい美しいものでした。
▲街とココダの中間点にある最大河川、クムシ川。急流ゆえ、何人もの日本兵がこの川で命を落としています。
▲クムシ川橋上で記念撮影
▲クムシ川には立派な橋が架かっています。その前後も舗装されています。
クムシ川以外は、そこまで大きな川はありません。
▲最も綺麗だった川。透明度がスゴイ!
ココダへ行くの途中の村はもちろん電気は通っていません。歴史の教科書のような住居が並びます。ちなみにココダは自家発電設備があるので電気があります。
朝8時30分に出発し、ココダに到着したのは12時近く。標高は少し高いのですが、それほど涼しさは感じず、30℃以上はありました。クリスマス前というのを忘れてしまいますね。
▲ココダの街の入り口にある看板。「KOKODA WALKING TRACK」というのがココダトレイルのことです。
ココダは店こそ少ないのですが、簡易宿泊所や病院もあり携帯電波もOK。日常生活は不便ないような感じがしました。
次回「KOKODAへの小旅行②」へ続く・・・