パプアニューギニア活動記

JICA青年海外協力隊 2016年度2次隊 小学校教育隊としてPNG(パプアニューギニア)へ

協力隊活動2018上半期

日本のカレー

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Term2の終わりも近いある日、いつもおばちゃんたちが開いているスクールマーケットに私も出店してみました。

販売したものは「日本のカレー」。日本のカレールーがあったので、前日から仕込みを始めて使い捨てコップに入れたカレーライスを販売。学校のスクールマーケットの規則により、1個50トヤ以上では売ってはいけないので、50トヤに設定。(約15円) 材料費の方が高いけど仕方ない。

一応、本格派を目指したのでジャガイモ、人参、玉ねぎ、ひき肉が入っています!隠し味におたふくソース。(少しでも甘い方がパプア人の口に合う)

1年以上前、校長の家に差し入れでカレーを持って行ったら好評だったので、売れるのは間違いない。ただ、学校の休み時間(20分間)に売るので果たして完売できるかどうか?

「日本のカレーだよ~!」と段ボールを置くと、すぐさま生徒が群がってきます。新しい物好きだからこの反応は想定内!

▲「なんだこれは?」という眼差し。

▲Japanese style Curry & Riceと絵も準備しておきました。

すると、我先にと50トヤを出して買おうとするではないですか!!準備したのは20個ほど。パプア人、絶対に並ばないしお金をポンポン投げてカレーを取ろうとするものだから訳分からない状態に!しかも2キナ札とか出してお釣りとか言ってくる子もいる。ハチャメチャ。きっとどさくさに紛れて勝手に持って行った生徒もいると予想。だって最後にお金数えたら少し足りないし(+_+)

平和にカレーを売っている姿を写真に収めよう、なんて悠長なことは言ってられませんでした。

▲無事に買えた生徒。美味しいと言っていました。

▲ゴミ袋を用意。むしろゴミ袋を用意していることに驚かれた。普通はポイ捨て。

用意した数が少なかったので、日本のカレーを手にした生徒は限られてしまいましたが、やりたかったことの一つができて満足。でも、もう作らない!

※売上金は全額、文房具を購入して学校に寄付しました。


 

街にある唯一のハンバーガー屋さん。行ってみたらから揚げ(らしき)ものがあったので、早速買ってみた。店員さんは「スパイシーチキン」だという。

テイクアウトして早速食べようとしたら、骨だらけで食べるところがほとんどない。確かに皮だけはスパイシーだ。「えっ?これ捨てるものじゃないの?」と思わず突っ込みたくなるような代物でした。次は絶対買わないぞ!(ほとんどが犬の餌に・・・)

▲もう騙されない!


 

PNGの電気代は先払い。今日は窓口に行って電気代を払ってきました。いつもは携帯電話で払えるのだけれど、システムの調子が悪くて窓口のみの対応だという。これ、携帯で出来れば夜中に電気が切れてもすぐにチャージできるのだけれど、窓口対応のみで夜中に電気が切れたら悲惨です。

▲電力会社の窓口

窓口に行って購入しようとするも、職員はどうやら1人のみらしい。しかも窓口は左(支払い)と右(お問い合わせ)に分かれている。こういう所はパプア人は律儀というか何というか、支払窓口で電気の相談しようとしても右の窓口に行けと言う。職員は1人だから、当然その対応する人もわざわざ右の窓口に行く。部屋の中の仕切りの壁が結構奥の方まであるので、左の窓口から右の窓口に行くまで暫く待たされる。そもそも職員が1人しかいない時間帯が多いのに、窓口をわざわざ2つ作る必要があったのか?と色々と聞きたいけど、それはパプア人にしか分からない事情なのでしょう。

パプア人にとっては「中身よりも見た目が大事!」

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