グワビリ小学校での式典の続きです。この式典の最大の山場は「合唱コンクール」。その様子をご覧ください。★写真多めです。wifi環境での閲覧をお勧めします。
合唱コンクールは共通の課題曲(聖歌)と自由曲の構成です。入場までの様子も採点の対象に入るようで、凝った学校になるとパレードのように庭をグルグル回ってから定位置に着くので、それだけで5分以上掛かってる学校もありました。
1校10分としても1時間30分はずっと聞きっぱなしでした。
▲まずは「前座ガールズ(?)」から・・・
ここからは8校まとめて写真だけ!ちなみにアカペラです。
▲職業訓練校のため年齢高め。年齢に比例して恥ずかしさも増すため(笑)、声は最も小さかった。
▲うちの学校の生徒
▲この学校は入場から良かった!(下に動画あり)
上の写真でピンクのシャツの学校がありますが、入場がきちっとしていて見ていてカッコよかったです。声もきちんと出ていました。(入場時の動画↓)
審査する人は来賓の偉い人。偉い人も大変だな~と思った瞬間。
▲左の3人が審査員。テレビ局のカメラも来ています。
今日は冷たい雨の一日なのですが、傘もささずに見ている人が多数。日本人が「ちょっと肌寒いな」という気温は、パプア人にとっては凍え死にそうな気温。みんな長袖はもちろん、セーターを着ている人もいました。
▲午後になって聴衆も増えてきました。
うちの学校、コエアブル小学校の先生たちは劇を披露。私は練習期間がなかったのでパスですが、写真係を頼まれたのでパシャパシャ撮っていました。内容はクワトの歴史です。(この劇も30分以上!)
衣装もなかなかの凝りようで、全ての出演者の中で一番良かったと思います。
普段の40分程度の授業でも集中力は持たないのに、休憩なしの8時間ぶっ通しは生徒にとっては拷問です。(大人でもキツイ)
だからお喋りなんて当たり前。立ち歩いたり、近くの浜へ遊びに行ったり、校舎の中で遊んだり・・・(無法地帯)
私たちは運良く(悪く?)、偉い人でも何でもないのに来賓者席に通されて、終日自由に身動きできない辛い席(+_+)。
暇な時は隣に座っているA隊員と一緒に「今、日本に帰ったとして一番食べたいものを言う」という普段なら面白くも何ともないことをやってみたり(ちなみにA隊員は吉野家の牛鮭定食だそうです)、高校野球の途中経過を見たり(スマホの電波は入る)。
▲15時過ぎ。生徒も飽き飽き
▲それでも容赦なく続く出し物(大雨)
16時。校長に「昼ごはんの用意ができたから食べるわよ!」と声が掛かりました。「えっ?昼?」・・・久し振りに思い出す「パプア時間」。(ポポンデッタでは当たり前だった。)
※【解説】「パプア時間」・・・1~2時間遅れは当たり前。当初の計画が流れることもザラ。「8時集合」と言って8時に行くと1時間以上待たされることにも慣れなくてはいけない。しかし、パプア人が先に到着していると「遅いな」と言われることもある。時として生活にゆとりを持ち、時として腹立たしいことの原因にもなるさま。
出された昼食(16時)は、久しく食べていなかったローカルフード。これはポポンデッタの時よりも手ごわい!(野菜がない!)
なぜか色の悪いごはん、大きい芋、大きい南瓜(甘くはない)、あとはソーセージを細かく刻んだものと麺をぐちゃぐちゃに混ぜ合わせたもの(←ごはんに乗せる。パプア人大好き!)・・・など、16時まで待った割には「お、おぅ」と思わず声が出るようなメニューでした。(あ、でも食べましたよ。帰ってから夕食作るのも面倒だったので。)
うん、牛鮭定食を食べたい(笑)
今のところ体調に変化もないので大丈夫でしょう!
16時30分、グワビリ小学校を後に。雨模様で長丁場だったのですが、終わってみれば楽しい一日でした。(ぐったり)