隊員総会が終わり、今日は任地に戻ります。もう少しホテルステイをしたいところですけどね。
さて、前回の投稿でも紹介した通り、「帰路はトゥフィ経由」でした。
▲トゥフィ経由の航路(POM→TFI→PNP)
▲2区間乗るので搭乗券は2枚。しかし2枚目は見せることもなかった・・・。
PNGでは各都市がほとんど陸路で結ばれていないため、飛行機を利用することが多いのですが、中には整備が進んでいない空港も数多くあります。中でも今回の経由地トゥフィはあまり需要が高くなく、休日にダイビングに訪れる外国人が利用するのがほとんどです。しかも今日は平日ともあって、ポートモレスビーから搭乗したお客さんは5人のみ。(私と同期隊員の2人を合わせて)
5人の乗客に操縦士2人、客室乗務員1人。赤字だろうな~と思いながら直行便では味わえないゆったりとした空の旅(ほぼ遊覧飛行)を楽しみました。
▲定員28人、今年30年目の機体はまだまだ現役!
▲ガラガラの機内
▲大自然が広がるだけのフライト
▲直行便では時間が短すぎて出てこない飲み物とお菓子も嬉しい。
■トゥフィ空港は滑走路が未舗装!
さて、事前に知っていたことなのですが、経由地のトゥフィ空港は滑走路がなんと未舗装!日本では10年ほど前に弟子屈飛行場(北海道)が閉鎖となってからは、未舗装の空港は姿を消しました。テレビでしか見たことのない未舗装滑走路にワクワク(^^♪
飛行すること40分。トゥフィ空港が見えてきました。確かに舗装されていない!
▲下半分が見切れていますが、滑走路の端はすぐ海です。
空港周辺も何もない感じ。
▲TUFIという文字が見える。
ドキドキしながら着陸の瞬間を待ちます。その時の動画です。
さすがに未舗装とあって、着陸の時の衝撃が大きかったですね。でも、その後は多少振動が大きいぐらいで、違和感はあまり感じませんでした。大雨だったら滑走路は使えないだろうな・・・。
到着したら2人降りて2人乗って来たので、また5人で次の目的地ポポンデッタに向かいます。出発までのわずかな時間、外に出てトゥフィの空気を吸いました。
▲プロペラの下にゴムシートが敷かれているのは、プロペラの回転で砂ぼこりが巻き上がらないようにするためです。
周りを眺めていると、定期便ではないと思われる小型機が離陸していきました。
▲近くに村人たちが集まって飛行機を見ています。恐らく世界一飛行機に近い展望デッキです。
さて、今度は未舗装の滑走路を離陸です。滑走路が短く、滑走路の先が海になっているため、一気に加速しなければならないため、プロペラをMAXに回転させてブレーキを解除させるという「ロケットスタート」でした。この加速はジェット機よりも凄かった!離陸まで10秒ちょっと。
経由とは言え、滅多に行くことが出来ないトゥフィに行くことが叶ったので、充実感がありました。本当は泊まりがけで来たいんですけどね。またの機会に(←恐らくないけど)