パプアニューギニア活動記

JICA青年海外協力隊 2016年度2次隊 小学校教育隊としてPNG(パプアニューギニア)へ

協力隊活動2017上半期 任国外旅行

地底河川国立公園

投稿日:2017-02-02 更新日:

1/22~29までの日程で、任国外旅行(フィリピン)に行ってきました。

期間中は食べ歩いたり買い物したりと、なかなか更新に時間が使えず、このブログも帰りの空港で鋭意作成中です!

旅行中は「フィリピン最後の秘境」とも呼ばれているパラワン島へ行きました。パラワン島は島が丸ごとパラワン州となっていて、島の長さは400km(東京-大阪の直線距離とほぼ同じ)ですが、幅は40kmほどしかありません。極端に長細い島となっています。この、自然豊かなパラワン島には「プエルト・プリンセサ地底河川国立公園」という世界遺産があります。

▲パラワン島は左下の細長い島。首都マニラは”NATIONAL CAPITAL REGION”と緑色で書かれた場所。

州都プエルト・プリンセサ空港の近くに宿を予約し、そこを拠点に活動しました。世界遺産は完全予約制で、当日の申込ではほとんど入ることはできません。この日も中国の春節の休みを利用しての旅行者が多く、観光客がたくさん詰めかけていました。

世界遺産の名前にプエルト・プリンセサと名乗ってはいますが、実際にはサバンという小さな港町にあります。車で片道2時間以上、さらに地底河川までの入り口は船で20分程度かかります。地底河川の中は小型ボートで1時間程ですので、朝7時にツアーが出発して、帰って来たのは夕方4時でした。また、地底河川までの移動の船(海上)は小さくて、ずぶ濡れになります。もちろん、船から降りる時に船着き場なんてありませんから、サンダルは必携です。

マングローブパドル・ボートツアー

地底河川の前に、マングローブが生い茂るパドルボートツアー(オプション)に参加しました。プエルト・プリンセサから一緒に行ったツアー客は6名で、全員がこのツアーに参加。300ペソ。小さなでこぼこ道を車で入って行った先に、看板が見えてきました。

この看板の先に、カヌー乗り場があります。

カヌーは前に船頭さん、後ろに漕ぐ人が乗るので計8人です。結構狭い!

鬱蒼と茂るマングローブの中を、ガイド(英語)を聞きながら進んでいきます。所要時間約1時間。

分かりにくいかもしれませんが、木の上に蛇がいます。

次の動画は、ツアー中に木の上にある生物を発見したものです。さて、何でしょう?

プエルト・プリンセサ地底河川国立公園

さて、いよいよ旅の目的のメインである地底河川に向かいます。小さな10人乗りの船で地底河川のある場所まで行き、そこで小さなカヌーに乗り換えます。所要時間は2時間位です。写真でご覧いただいた方が分かりやすいと思いますので、写真が多めです。

地底河川の場所までは結構揺れました!

20分程で到着!ここから地底河川のカヌー乗り場までは歩いて5分程です。

ユネスコ世界遺産の証!

カヌーに乗って、地底河川の中を進みます。地底河川は奥に長く、1時間位かけて戻ってきます。(暗いので写真はあまりありません)

これ、分かりますか?コウモリなんです!うじゃうじゃといました。(襲ってはきません)

パラワン島は自然豊か。「世界で一番美しい島」に選ばれたこともあるだけのことはあります。綺麗な海と空。それだけでもこの島に来た価値があります。

海岸付近のちょっと大きい海の家みたいな場所でランチバイキング。料金はツアー代に含まれていました。野菜がたくさん提供されていたのが嬉しい!ドリンクももちろん無料!

食べ終わって外を歩いてみると・・・あれ?今日は平日の昼間なのに、この子は学校に行っていないのかな? しかも子どもがミシンを扱うことなど、日本ではほとんど見られなくなった光景です。

ミシンを扱うのも慣れた様子でした。何を作っているのか気になりましたが、集合時間が来てしまい、ここまで。

ホテルまでまた片道2時間以上かけて帰ります。冷房の効いた車の中では、ツアー客みんな熟睡!

【ツアー参加費】約6,000円(VELTRAというサイトで予約)

事前にネット予約。交通費、入場料、昼食費が含まれています。専属のガイド(英語)が1人ついてくれます。ホテル名を指定すれば、朝迎えに来てくれます。

【ホテル】パラワン島での宿泊は、プエルト・プリンセサ空港から近い「ベスト ウエスタン プラス ジ アイビーウォールホテル」というホテルに4泊しました。少々値が張りますが(とは言っても日本円で1泊5,000円程度ですが)、2016年オープンで新しく、スタッフの対応も素晴らしいものでした。部屋も大きく、朝食も日本人好みのブッフェスタイルでした。歩いて30秒でコンビニ、1分で雰囲気の良いテラスのレストランがあります。wi-fi環境も申し分なく快適なステイでした。ただ、物価が安いためルームサービスを頼んでも600ペソ程度で立派な夕食が食べられます。600ペソは日本円で1,500円程です。安いからと言ってルームサービスに頼っていると、せっかくのパラワン島を満喫できません。ここは安いルームサービスも我慢、我慢!(自分は到着日の1回だけルームサービスを頼んでしまいました) ナシゴレンとイニハウ(フィリピンの屋台料理)の盛り合わせ。写真で見ると小さく見えますが、結構なボリュームです。

初フィリピンでいきなりのパラワン島。無事に世界遺産を訪問出来て満足です!

次の投稿では、パラワン島で訪問した小学校(プエルト・プリンセサ・パイロット・エレメンタリー・スクール/PPPES)について記事を書こうと思います。

-協力隊活動2017上半期, 任国外旅行

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