パプアニューギニア活動記

JICA青年海外協力隊 2016年度2次隊 小学校教育隊としてPNG(パプアニューギニア)へ

PNGへ出発~現地語学訓練

いざ、PNGへ!

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2016.10.04 ついにこの日がやってきました。PNG(パプアニューギニア)へ出発です!17:40に成田空港に集合し、チェックインを済ませ・・・のはずが「発券できません!」とのこと。旅行会社のスタッフと私たち4名はポカーン( ゚д゚)でした。理由は「リターン(帰り)のチケットを持っているかビザが無いから」とのこと。旅行会社の人と航空会社の人が交渉し、何とか経由地であるブリズベンまでは行けることに。但し「そこから先、ポートモレスビー(POM)の発券はブリズベンで聞いて」という始末。本当は見送りに来てくれた会社のお偉い方、昔一緒に仕事をしていた仲間の方、KTCで一緒だった友達、家族、全員とゆっくり話したかったのに、結局チケットを受け取ったのは搭乗90分前。すぐに出国審査に向かわなくてならず、ドタバタしてしまいました。でも、出国ゲート前でたくさん写真が撮れたので良かったです。お見送りのみなさん、ありがとうございました。お土産やお守りも頂きました♪

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▲たくさんの方が見送りに来てくれました。

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▲PNG隊員でオリジナルTシャツを作りました。

・・・そんな不安を抱えながらブリズベンに向かうのでした。

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▲2年間留守にします!

さて、無事にブリズベンに到着。朝食を食べ、トランジットの手続きです!まずは腹ごしらえ。

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▲まだまだこの先の苦労を知らないPNG4人衆

POM行きの発券をしようとカウンターに行ったら、また面倒なことになり「国家計画モニタリング省」の受入許可書を見せて納得してもらい、POMまでの航空券GET!

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▲やっとの思いで手に入れた2枚の航空券。断っておきますが、JICAから予め航空券のEチケットは支給されていて、その上でのこのトラブル。焦りました(*_*)

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▲行くぞ!PNG!

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▲エアニューギニ!

で、POMに着いてどうなったかと言いますと、やはりイミグレで止められました。「JICA ボランティアで2年間滞在する」という説明と公用パスポートのお陰で、その場で1年間のspecial visa を発行してもらい、何とかPNGに入国することができました。空港でJICAスタッフの出迎えを受け、両替をして専用車でドミトリー(隊員連絡所兼宿泊所)に向かいました。

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▲PNGの通貨。単位は「キナ」。1キナ=30円程度です。その下の単位は「トヤ」で、100トヤ=1キナです。結構カラフルで面白いお札です。

さて、なぜここまで入国に手間取ったかというと、本来ビザが必要な国なのですが、数年前に安倍首相とPNGの首相の取り決めで、公用パスポートを持っている日本人はノービザでOKということになったそうです。ところがPNGどころか日本でもこのことを知っている人は少なく、結果として発券ができないという事態に陥りました。もっと勉強しておいてほしいものです。一方でPNGのイミグレではとても良い対応をしていただき、本当に助かりました。親日の国であるPNGですが、早速こんなところでも実感しました。

ドミトリー(略してドミ)は隊員のための宿泊・滞在施設で、POMの丘の上に建っています。使い方は色々で、病気になった際に首都に上がってきてここで療養をすることもあります。また、年2回開催される国ごとの隊員総会で、POM開催の際はここが宿泊施設になったりもします。但し定員は15名程度なので、溢れたらJICA指定のホテルとなるそうです。ゲートは警備員付き、アラームは室内・室外に多数取り付けられていて2重ロック。かなり厳重です。

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▲上から見たゲートと警備室。夜間も警備員がいます。

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▲朝の景色は「本当にここがPNG?」と思うほどです。ドミにはプールが付いています。

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▲2Fダイニングルーム。食事をしたり、談笑したり、PCを操作したり、漫画を読んだり・・・各自気ままに過ごしています。男性隊員オンリーなのでお世辞にも綺麗とは言えませんが、快適です。

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▲3F寝室。3Fには寝室3つと浴室2つがあります。シャワーの性能は悪いです。冷房完備。

ドミは基本的にはPNGの隊員が使いますが、任国外旅行に来た他国の隊員も使うことが出来るそうです。隊員が使う例としては、首都へ上がってきた時、病気療養で入院ほどではないとき、隊員総会の時、などです。

PNGは電力も安定しません。PNGに来て3日で既に10回近く停電になっています。ドミは緊急の電源があるので、停電してもすぐに復旧します。

 

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