今日は、昨年よりも2週間早い卒業式でした。本当は12月に入ってからの予定が前倒しになったらしく。大丈夫かな?と思ってましたが、案の定バタバタの卒業式でした。前日までの準備は順調そうに見えたのですが、やはり「詰め」が甘かったようです。今日の式での改善すべき点・・・
①開始時間が2時間半も遅れる!
→来賓を直前になって招待したため一人も来なかった。大慌てで迎えに行くという。その間、待ちぼうけ。
②在校生が約600人中50人程度しか来ない!
→卒業生が可哀そうです。ここは先生方がしっかりしてくれないと。でも先生も学校に来ていない人がいる。
③在校生用の日除けの設置がない!
→卒業生には前日までに作った特設テント(?)があるのですが、在校生用にはなく、これだけで出席しようという気持ちが失せてしまう。
・・・挙げたらきりがありませんが、主立った改善点はこんな感じでしょうか。でも反省会もなければそれを来年に活かそうという気持ちもないので、行き当たりばったりの学校運営になってしまいます。
▲卒業生は竹とヤシの葉で作ったテントあり。これ、卒業生が前日までに作ります。撤去や掃除も卒業生の仕事です。まあ、そういう考え方もあるかな?
▲組み立てはネジを使わずシンプルなもの。PNGの男性はこれが作れて一人前?
▲在校生は屋根なし。これでは暑い。
開始時間が2時間半遅れたと書きましたが、カットされたプログラムが教会でのセレモニー。でもこれって最も大切にされるべきプログラムじゃないの?
想像の遥か上をいく運営、脱帽です(‘_’)
さて、卒業式そのものは州のお偉いさんのスピーチ、校長のスピーチなどが結構長く続き、この段階で在校生はあちこち歩き回っています。中には帰ってしまう子も。プログラムの合間は在校生有志による出し物。
▲在校生による出し物。カッコよく見えますが、音楽プレーヤーの音飛びが激しくて途中ダンスにならず・・・
▲こちらは6年生メインのグループ
その後、やっと卒業証書(Certificate)授与となりますが、103人の卒業生を3分割し、わざわざその間に在校生による出し物を挟みます。だから長い!
しかも途中で「卒業証書がない!」というトラブルも何件かあり、探し回るということも。チェックしたのかな?
▲校長ではなく教育省の人が手渡します。
気付いたら午後2時。本来は12時の予定が、やっと昼食に在り付くことができました。ここまでくると疲れも出てきます。
▲昼食で配布されたチキンとポテト、コーラのセット(1人2個取らないように卒業証書授与のように名前を呼んで渡すから時間がかかる!)
▲ポテト以外にもたくさんの食べ物がありました。豪華!!
▲結構盛ってるね!パプア人、男性より女性の方が食べるんじゃないか、ってぐらい食べます(笑)
途中、保護者の方から「日本でも卒業式は同じような感じか?」と質問を受けました。違いすぎてどう説明すれば分からない!!
ところ変われば卒業式も変わる。これが「間違い」ではなく「違い」なんだと、いつも自分に言い聞かせています。時間通りに始まらないのも文化の「違い」、卒業証書授与をわざわざ3分割するのも「違い」。そうじゃないとストレスが溜まっていく一方ですからね。
▲卒業生席から見た正面。とにかく飾り付けは派手であればよし!風船・、クリスマスツリー、何でもあり!
▲卒業生と一緒に。(先生ではありません!)
▲今教えている6年生の子たち
ドタバタしましたが、卒業式が無事終了。まだセカンダリースクールに行けるかどうか、生徒たちは知りません。再来週、結果が分かるそうです。自分の進路が未定のまま卒業式は不安だったと思います。
とにかく1人でも多く進学できることを祈っています!