パプアニューギニア活動記

JICA青年海外協力隊 2016年度2次隊 小学校教育隊としてPNG(パプアニューギニア)へ

協力隊活動2018上半期 任国外旅行

東南アジア任国外旅行③

投稿日:2018-04-29 更新日:

東南アジア任国外旅行②(バリ編)はこちら

【ジョグジャカルタ編】

今回の任国外旅行のメイン、ジョグジャカルタの一日観光です。よく間違われるのですが、ジョグジャカルタはジャカルタとは全く異なる都市です。

ジャカルタに向かう途中で降機して観光をします。位置関係としては、バリとジャカルタのちょうど中間地点。イメージとしては、東京と福岡の中間地点大阪に立ち寄る感じです。ただ、東西に長いインドネシア。バリ島とジャワ島の間には1時間の時差があります。7:10発、7:40着とあっても飛行時間は30分ではなく1時間30分です。

インドネシア国内の移動には「ガルーダインドネシア航空」を利用。日本からもジャカルタやバリに直行便があるので馴染み深い航空会社。たまたま1区間5,000円程度のセールをやっていて、LCCと変わらない値段で預け入れ荷物も機内食も付いているということで即決断。ちなみにガルーダとはインドネシアの国章でもあるヒンドゥー教の神鳥ガルダから取られています。ガルダはヴィシュヌ神を乗せ、天空を駆け抜けたことから、機体に描かれているロゴ(ガルダ)には、安全で快適な空の旅を、という願いが込められているのだとか。

▲ガルーダインドネシア航空(ジョグジャカルタにて)

▲バリ(Denpasar)からは700kmぐらい。「へ」の字に飛行するのでちょっと遠回り。

▲1時間20分程の国内線でも簡単な朝食が出ました。これに加えてコーヒーも。さすがLCCとは違う!(笑)

ジョグジャカルタでの目的は世界遺産を見ること。インドネシア一番の「定番観光地」と言っても過言ではないでしょう。

1つ目は「ボロブドゥール寺院遺跡群(Borobudur Temple Compounds)」、2つ目は「プランバナン寺院遺跡群(Prambanan Temple Compounds)」です。

これらの遺跡群はジョグジャカルタの空港から車で1時間以上かかる上、2つの遺跡同士も離れているため、日帰りで観光するには厳しい。そのため、あらかじめツアーを申し込んでいました。(日本円で1人14,000円) 結果的にこのツアーは大当たり。日本語ガイドとドライバーに加え、車は貸し切り、遺跡の入場料はもちろん、昼食と夕食もセットになっているので、大変お得感があるツアーでした。貸し切りとなっているため、予定にないコースもリクエストに応じてくれたりと、とても親切なスタッフの方でした。遺跡群の入場料も、1ヶ所3,000円~4,000円はするのでトータル14,000円は安いと思います。

▲ベチャという乗り物に体験乗車。バイクの前に乗るので思った以上にスピードを感じられます。

さあ、いよいよボロブドゥール寺院へ向かいます。ボロブドゥール寺院遺跡群は1991年に世界遺産(文化遺産)に登録されました。寺院は全体で9層の階段ピラミッド状の構造となっていて、この構造は仏教の三界(欲界・色界・無色界)を現しているそうです。総延長5kmにも及ぶ回廊には、仏教説話に基づいた1460面におよぶレリーフが時計回りに続いています。

▲下からの眺め。圧巻!(これを上まで階段で行く)

▲ほぼてっぺん

▲上から。眺めが素晴らしかった。

お昼は車で村の道を通って、周りを自然に囲まれたストゥーパレストランという所。テラス席でロケーションも抜群!夜のバーカウンターもきっと雰囲気が良いこと間違いなし!

▲インドネシア料理に甘いフルーツ。男二人には勿体ないぐらいのロケーション(笑)

午後はショッピングモール、お土産屋さんに立ち寄った後、プランバナン寺院へ。こちらも1991年に世界遺産(文化遺産)に登録されました。1549年の地震で遺跡のほとんどが崩壊、しばらく忘れ去られたのち、1937年に修復するも2006年のジャワ島地震で甚大な被害を受けたようです。中は崩れた石があちこちに。この修復にはインドネシア政府の要請で日本が調査し、資金の供与も行っています。

▲世界遺産というだけあって、学生の見学も多かったです。

▲手前の石は地震で崩れたものです。

2つの世界遺産は雨が降ったら見学が困難だったのですが、運よく雨は車での移動中のみで、見学には支障は全くありませんでした。ラッキー!

あと、遺跡の周りの土産物屋さんの「買って!」攻撃は凄まじいので、要らないものはハッキリと断らないと、次から次へおばちゃんが群がってきます。ストレスも溜まるので気を付けましょう(笑)

最後にラトゥボコ遺跡を見学して、遺跡見学は終了となります。(ラトゥボコ遺跡は世界遺産ではありません。)

▲ラトゥボコ遺跡。世界遺産に比べると見どころは少ない。

空港に行く前に夕食会場に連れて行ってもらい、ディナータイム。こちらも味はGood!

すっかり暗くなって、アジスチプト(ジョグジャカルタ)国際空港に急ぎます。インドネシアは渋滞が激しいため、レストランから空港まで2km程ですが30分かかりました。インドネシアでの車の移動は余裕を見ないといけませんね。

本当によくしてくれたガイドさん、ドライバーさんにチップを渡し(100,000Rpずつ)、別れを惜しんみながら空港に到着。

▲ジョグジャカルタは「ヨグヤカルタ」と書きます。

▲夕食後だけど朝と全く同じ機内食が出ました(笑)。ジャカルタまでは1時間。鉄道だと8時間。

さすがに朝5時起きで1日観光は疲れましたが、ジャカルタに着いたらものすごーく歩かされました。新しく完成したターミナル3は巨大すぎて出口が遠い!1kmは歩いたんじゃないか?と言うぐらい歩かされました(^^;)

▲ゴールが見えない夜10時の空港をひたすら歩く!

【おまけ】

インドネシアは鉄道が走っています。そのほとんどが日本の中古。以前、日本で電車の中でスマホを失くしたら、インドネシアから戻って来たなんていう話もありましたね。椅子の間に挟まっていたようです。

次回は胃袋を満たす「ジャカルタ編」です。

-協力隊活動2018上半期, 任国外旅行

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