12/26は、英連邦のほとんどの国では「ボクシング・デー」という休日です。(PNGは英連邦です)日本ではあまり馴染みはありませんが、あのスポーツのボクシングではありません。箱を開けるという意味のボクシングです。その昔、教会が貧しい人のためにプレゼントを募り、それを開ける日がクリスマスの翌日だったために作られた休日だということです。また、クリスマスも働かなければならなかった執事や使用人のため、翌日にその家族と過ごせるようにという意味もあります。その日ばかりは、いつも使用人を使っている一家も、自分たちで家事をやらなければならないのだそうです。クリスマスカードを各家庭に配っている郵便配達員も、26日は休みだそうです。(日本で1月2日に郵便配達を行わないのと似ていますね)
さて、パプアニューギニアのクリスマスは非常に地味です。午前中に教会へ行って、午後はいつもよりやや音楽を大きく流してのんびり過ごす・・・。特にお祭り騒ぎをするわけでもなく、家族でちょっといい(鶏肉が多い)夕食を楽しんでいるようです。
「暇なクリスマスだなー」という時に同期の薬剤師T隊員がうちへ!! Welcome(笑) なんとスーパーでケーキを買って来てくれました(^^)/
▲これがケーキ。色がスゴイ! 恐らく世界最大の蝶、アレクサンドラトリバネアゲハをイメージしたものと思われます。味の評価は・・・非公開で(笑)
【動画】クリスマス・ミサでの最後の締め
▲教会の様子。クリスマスが日曜日と重なったので混雑しているかな~と思ったら、普段より人が少なくて拍子抜け・・・
▲お、おじいちゃん!そのバッグ!!
▲記念撮影を、と頼まれて1枚
せっかく同期隊員と一緒なので街を散策。クリスマスにやる必要はないのですが・・・
▲川の向こう岸にも村があります。橋がないので歩いて渡ります。もちろん子供もお年寄りも。増水したら危険! 左の少し深いところでワスワス(水浴び)している一家がいました。
▲川の近くに浄水場(水道局)があります。川の水が濁っているときは水道水も茶色くなります。
▲川のそばに住む一家。色々冗談言ったりして楽しい家族でした。いちばん右にいる赤のボーダーの人が「あの川は時々ワニが出て危ないから、一緒についていってあげるよ」と言って、私たちについてきてくれました。売っているのはブアイです。
▲空き缶の山を発見!スゴイ数ですね。売るのかな?近くに誰もいませんでしたが。
▲初めて見る村。弥生時代のような雰囲気がいい感じ。
▲同期の薬剤師隊員が働くジェネラルホスピタルの新病棟(建設中) 話によるとPNGで一番のオペ室を完備するとか(本当かな?)
▲せっかくのなので、休みの日ですが薬局の中を見せてもらいました。12月中はクリスマスの電飾を目立たせるために、普段も蛍光灯は消したままにするそうです。暗いじゃん!(笑) 薬局は24時間冷房が効いていて快適です。住居も病院の敷地内で徒歩1分なので、ふらっと来てここでパソコンや携帯をしているそうです。Wi-Fiも無料だそうで。うらやましい!